PREXスタッフのコラム
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アジアの省エネ推進のために~関西の省エネ技術を紹介~

  
 12月1日、関西の省エネ技術・製品を持つ企業6社との意見交換会の様子

「省エネに関する企業と行政の取り組み」研修の終盤にあたる12月1日、近畿経済産業局および関西経済連合会のご協力のもと、関西の省エネ技術・製品を持つ企業6社との意見交換会を実施しました。
研修は、自国における省エネの更なる推進に必要なノウハウ、技術などを学ぶことを目的として、カザフスタン、中国、スリランカの3カ国で省エネルギー政策の推進に携わる行政官や関連機関の職員など5名が参加しました。
意見交換会では、まず研修参加者から関西に集積する省エネ関連企業の皆さんに、自国の省エネ推進状況や課題、また日本の企業に期待する点などを紹介した後、企業の皆さんからは各社の製品の特徴などを紹介してもらいました。
プレゼンテーション終了後には、参加者間での名刺交換・個別の情報交換も行い、今後も連絡を取り合える関係づくりの場となりました。
関西にある技術や製品が、途上国の課題解決に役立つきっかけを研修の中で提供することもPREXの役割の一つだと感じました。
 
(国際交流部 瀬戸口)

第一回3Sサミットに参加

  
 パネルディスカッションの様子

2011年11月5日、大阪工業大学で開催された『第1回3Sサミット』に参加してまいりましたので、様子をご紹介いたします。
当日は、400名ほどの参加者で、大変盛況でした。
開式では、3Sのルールにのっとり、全員で「よろしくお願いします」と大きな声で挨拶をし、始まりました。
開式や分科会の開始、終了の度に起立をし、挨拶、礼を行うスタイルでした。
このサミット開催に至るまでの経緯についてもお話があり、MDファクトリーHS㈱代表 川端政子さんが、枚岡合金工具㈱の古芝会長と、㈱OYMの大山先生を誘い、サミットをしようと提案したことが始まりとのことでした。
関西の3Sを行う企業だけでなく、全国の3S研究会も参加していました。四国、東京からも企業が集まっていました。
沖縄にも研究会が発足されたとのことで、これら全国の研究会には、川端氏、古芝氏が自ら指導に出向かれているとのことでした。
基調講演からパネルディスカッション、分科会と内容は盛りだくさんでした。それぞれの企業が3Sの取組みを互いに共有し、成果や課題について討論されていました。また、改善プランコンテストと題し、これまでの改善成果をパネルで紹介し、参加者は、良いと思った企業に投票をし、表彰されるといったイベントもありました。
PREX事業でお世話になっている企業様の発表や、榛木金属工業様で工場見学を行った大阪工業大学の学生の発表も興味深いものでした。
近い将来、日本の3S活動に学び、自国で3Sに取り組むPREXの帰国研修員の方がこの3Sサミットに参加していただいてはどうかと感じました。。
 
(国際交流部 西阪)

女性共感企業、世界のワコール

  
 アメリカ・ヨーロッパ・中国で特に人気の高いブラジャーの
 展示コーナーでは女性研修員が特に興味を示していました。

ワコールは日本を代表する下着の製造・販売メーカーであり、日本国内はもとより、アジアを中心に早い段階から海外への展開も積極的。ベトナム工場は1998年に設立され、今ではワコール最大の生産拠点となっています。数々のヒット商品を生み出すワコールのコアコンピータンスは数万人のデータを蓄積する人間科学研究所。「女性共感」企業・世界のワコールを目指すワコールの歴史は、いかに女性の体型を美しく見せるかを考え続けた歴史であり、今後もR&Dがコアとなりヒット商品を打ち出していくものと期待されます。 
ワコールでは海外展開をテーマに講義をしていただきましたが、ショールームでは若者から年配者用までのブラジャーが壁一面に展示されており、男性研修員が目のやり場に困るシーンも見受けられました。
 
(国際交流部 担当部長 竹澤)

丸十服装訪問「異文化交流」は「顧客満足の追求」

  
  丸十服装様では、社員の皆さんが元気になる「メッセージ」があちこちに掲げられています。

みなさん、「ユニフォーム」はいつからあると思いますか?
「ユニフォーム」というと、野球選手を思い浮かべますが、日本の「ユニフォーム文化」の発端は、聖徳太子の時代にあるそうです。聖徳太子は、冠位十二階で色と地位を決めました。紫・青・赤・黄・白・黒の冠の色が位を示し、紫は最も高貴な色です。日本人にとって「色」は大切なものでした。オリンピックで選手がきる「ユニフォーム」は国を示す象徴です。働くときに着る「ユニフォーム」は職業や会社を示し、働く者の「誇り」。「ユニフォーム」は、使われる職業や場面に応じ、色、品質、デザイン、さまざまな想いにこたえるものでなければなりません。

PREXの研修で訪問させていただいている丸十服装株式会社は、昭和4年から「ユニフォーム」の製造・販売を行っている伝統ある企業です。40年前に中国、14年前にベトナムと、現地の工場との取引を開始しました。先日、丸十服装の西川会長に、海外進出のご経験についてお話を伺いました。

「中国の工場で、日本の企業に納品するのに満足のいく『ユニフォーム』を作れるようになったのは14年前です。はじめは、同じ形、同じ色の品質を作る技術がありませんでした。そして『少し色が違っていてどうしていけないのか』というのが現地の考え方でした。日本人にとって『ユニフォーム』がどんなに大事なものか、同じ色、同じ形が着る人に一体感を生み出す、という日本の「ユニフォーム文化」を理解してはじめて、よい品質のものができました。」
西川会長は、一つ一つ現地の企業に日本の経営理念を浸透させていったそうです。
 ・よいものを作ればどんどん売れるようになりますよ。
 ・顧客の求めるものに真剣に応えていきましょう。
 ・あいさつ、ホウレンソウは仕事の基本です。
 ・電話対応は、元気良く、明るく。元気のない会社と取引したくないでしょう。
 
西川会長は「異文化交流」の神髄は、「顧客満足の追求」にあるとおっしゃいます。
「人と人の交流」を事業とするPREXにとっても、「顧客」の期待に応えていくことが、事業に携わるうえでの大切な姿勢であると思いました。 

 
(総務部 広報担当 西本政子)

がんばれチャイさん!記者さんからのメッセージ

  
 兵庫県信用保証協会辻井博理事長と
 榊原俊太郎副部長に講義いただきました。

9月20日、「JICA中小企業振興のための金融・技術支援研修」を取材いただいた記者さんが、研修員が帰国する前に掲載紙を届けるためPREXを訪問してくださいました。
研修員が非常に優秀で、訪問先で国のために何ができるか考え、真剣に質問をしていた点に感激したとのことでした。
 
参加した12人の行政官の皆さんは、兵庫県信用保証協会で説明を受けた日本の公的信用保証制度の概要や保証内容に対し関心を持ち、「代位弁済が増える中、無担保貸出が多いが、問題ないのか」「中小企業の信用力を調査しているのか」といった自国の保証制度との違いを踏まえた質問をされました。それに対し「保証協会は、経済成長のためだけに貸出を行うのではない。日本経済は現在不振で経済対策として無担保の貸出が必要だ。セーフティネットの役割もある。必要な企業に対し社会貢献としての貸出を行うことも保証協会の仕事である」との回答を得て、非常に満足した様子。
 
最後のあいさつでマレーシアの行政官チャイさんは「日本経済不振の中、中小企業支援策があることに驚いた。さらに経済的な発展のみならず、社会的な成長に大きく貢献していることは素晴らしいことだと感じた」と感想を述べました。
参加した8カ国のうち、マケドニア、マレーシア、タイ、チュニジアには信用保証制度がありますが、日本の100%保証の考え方はないそうです。今回、信用保証協会を訪問し、社会貢献という役割での貸出制度について理解していただけたようです。
記者の方は、研修員が日本の制度に関心を持つとともに制度の背景にある考えを理解しようとする姿勢とそのうえで自国での適応を考える様子に感心したそうです。「マレーシアのチャイさんにエールを送ります」とのお言葉をいただきました。
 
(総務部 広報担当 西本政子)